Googleサイトは、会社案内、店舗情報、イベント案内、社内ポータルなど、情報を分かりやすくまとめる小規模サイトに向いています。Googleアカウントがあれば始められ、サーバーを別に契約しなくても公開できます。
一方で、ブログを継続更新して検索流入を増やすサイト、予約や決済を中心にしたサイト、細部までデザインを作り込むサイトには機能が足りません。無料という理由だけで選ばず、公開後に必要な機能まで決めてから使うことが大切です。
この記事では、2026年8月6日時点のGoogle公式ヘルプを基に、作り方、無料でできる範囲、独自ドメイン、共同編集、SEO、商用利用時の注意点を整理します。
Googleサイトでホームページを作る前に知っておきたいこと
| 向いている用途 | 向かない用途 |
|---|---|
| 会社・店舗の基本情報を載せる小規模サイト | 記事を継続的に増やすブログやメディア |
| 社内ポータル、プロジェクト共有、マニュアル | 予約、会員、決済を中心にした業務サイト |
| イベント案内、資料配布、採用案内の補助ページ | 細かな動きや独自レイアウトを作り込むサイト |
| Googleフォームやカレンダーを組み込む案内サイト | プラグインや独自プログラムを追加するサイト |
Googleサービスとの連携を重視する人に向く
Googleドキュメント、スプレッドシート、スライド、フォーム、カレンダー、地図、YouTubeなどをページ内に配置できます。資料の差し替えが多いサイトや、Google Workspaceを日常的に使う組織では、情報更新の手間を抑えやすい点が強みです。
将来の拡張が必要なサイトには慎重に選ぶ
Googleサイトには、一般的なCMSのような記事カテゴリ、投稿者管理、プラグイン追加、データベース連携はありません。最初は数ページでも、将来ブログ、会員機能、予約、通販へ広げる予定があるなら、別の作成方法も先に比較した方が安全です。
Googleサイトでできることと主な制限
テンプレートとセクションでページを組み立てる
編集画面では、テキスト、画像、ボタン、区切り線、目次などを配置し、テーマで色や文字の雰囲気を整えます。HTMLやCSSを書かなくても作れますが、要素の位置や細かな余白を自由に指定するタイプのデザインツールではありません。
共同編集と公開範囲を設定できる
Googleドキュメントと同じように編集者を招待でき、複数人で更新できます。公開時は一般公開か限定公開かを選びます。社内用サイトでは、組織の管理者が外部公開や共有範囲を制限している場合があるため、作成前に確認してください。
埋め込みコンテンツは閲覧権限も確認する
ページに資料を埋め込めても、その資料自体が限定公開なら、訪問者は内容を見られません。Googleフォーム、カレンダー、スプレッドシートなどを使うときは、サイトの公開設定だけでなく、埋め込むファイル側の共有設定まで確認します。
Googleサイトでホームページを作成する手順
- サイトの目的を一つに絞り、必要なページを決めます。会社案内なら「トップ」「サービス」「会社情報」「お問い合わせ」程度から始めます。
- パソコンでGoogle Sitesを開き、空白のサイトまたは用途に近いテンプレートを選びます。スマートフォンやタブレットでは閲覧できますが、新規作成や編集はパソコンが必要です。
- サイト名、ページ名、ナビゲーションを設定します。ページ名は訪問者が内容を予測できる具体的な言葉にします。
- テキストと画像を入れ、必要に応じてGoogleフォーム、地図、カレンダー、資料を埋め込みます。画像は権利と容量に注意し、文字だけの画像に頼りすぎないようにします。
- プレビューでパソコン、タブレット、スマートフォン表示を確認します。特に表、長い見出し、埋め込み資料が画面からはみ出していないかを見ます。
- 「公開」から公開URLと閲覧範囲を設定します。一般向けサイトは、意図した人がログインなしで閲覧できるか別ブラウザーでも確認します。
- 必要に応じて独自ドメインやGoogleアナリティクスを設定し、公開後も古い情報やリンク切れを定期的に見直します。
無料公開、Google Workspace、独自ドメインの違い
無料URLならGoogleサイト単体の料金はかからない
個人のGoogleアカウントでも、Google SitesのURLでサイトを公開できます。独自ドメインを使わない場合、Googleサイトのためにレンタルサーバーを契約する必要はありません。容量はGoogleサービス全体の利用状況や公式の各種上限も考慮します。
Google Workspaceでは管理者設定が優先される
会社や学校のGoogle Workspaceアカウントでは、外部共有、公開範囲、カスタムドメインなどが管理者によって制限されることがあります。担当者だけで設定を進めず、組織の情報管理ルールも確認してください。
独自ドメインは所有権確認とDNS設定が必要
公開済みサイトにはカスタムドメインを設定できます。公式ヘルプでは、1つのサイトに最大5件のカスタムドメインを接続でき、変更の反映に最大48時間かかる場合があると案内されています。ドメインの取得費用は別途必要です。詳しい考え方は独自ドメインの基礎で確認できます。
デザイン、スマホ表示、SEOで確認するポイント
スマホ表示は自動調整されるが実機確認は必要
Googleサイトは画面幅に合わせて表示を調整します。ただし、長い表、横長画像、埋め込み資料は読みにくくなることがあります。公開前にプレビューだけでなく、実際のスマートフォンでも文字サイズ、ボタンの押しやすさ、読み込みを確認します。
SEOは基本的な情報設計が中心になる
ページ名、見出し、本文、画像の代替説明、内部リンクなど、内容を分かりやすく整えることはできます。一方で、WordPressのSEOプラグインのように、ページごとの細かなメタ情報や構造化データを幅広く管理する用途には向きません。検索流入を主目的にする場合はホームページのSEO対策も確認し、必要な管理機能を満たすか判断してください。
検索結果から除外する設定は保証ではない
公開設定には検索エンジンへ表示しないよう依頼する項目がありますが、公式ヘルプでも非表示を保証するものではありません。機密情報や社外秘資料は、検索設定ではなく閲覧権限で保護します。
フォーム、予約、決済、商用利用の考え方
お問い合わせはGoogleフォームを埋め込める
Googleサイトに専用フォーム機能が内蔵されているわけではありませんが、Googleフォームを作って埋め込めます。送信先、通知、個人情報の保存先、プライバシーポリシーを確認し、公開前にテスト送信します。フォーム全体の設計はお問い合わせフォームの作り方で整理しています。
予約や決済は外部サービスが前提になる
予約カレンダーや決済ページへのリンク、外部サービスの埋め込みで対応できる場合はありますが、Googleサイトだけで予約枠、注文、在庫、顧客情報を一元管理する仕組みではありません。業務の中心になる機能は、専用サービスを選んだ方が運用しやすくなります。
事業用サイトでは法令と権利を別に確認する
会社や店舗の案内ページを作ることはできますが、掲載画像や文章の利用権、個人情報の取り扱い、業種ごとの表示義務は作成者が確認します。「Googleのサービスを使っているから商用上の問題がない」と一括して判断しないことが重要です。
公開後の運用と他サービスへ移るときの注意点
担当者が変わる可能性があるサイトでは、個人アカウントだけに所有権を集中させず、編集権限と引き継ぎ方法を決めます。埋め込みファイルを削除したり共有範囲を変えたりするとサイト側にも影響するため、関連ファイルを一覧化しておくと安心です。
将来ほかのサービスへ移る場合、ページ構造やデザインをそのまま移せるとは限りません。原稿、画像、フォーム項目、ドメイン管理情報を別に保管し、移行時は再構築を前提に計画します。
ほかのホームページ作成方法と比較するときの基準
Googleサイトは「無料」「共同編集」「Googleサービス連携」を重視する小規模サイトに適しています。デザイン、ブログ、予約、決済、SEO、将来の移行を重視するなら、ホームページ作成ツールの比較で候補を広げてください。費用をかけずに試したい場合は無料でホームページを作る方法も参考になります。
よくある質問
- Googleサイトは本当に無料で公開できますか?
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Googleアカウントがあれば、Google SitesのURLで作成・公開できます。独自ドメインを使う場合はドメイン取得・更新費用が別にかかり、組織アカウントでは管理者の制限を受ける場合があります。
- Googleサイトで独自ドメインを使えますか?
-
使えます。サイトの所有者がドメイン所有権を確認し、DNSを設定します。公式ヘルプでは1サイト最大5件で、反映に最大48時間かかる場合があると案内されています。
- Googleサイトは会社のホームページに向いていますか?
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会社情報やサービス概要を載せる小規模サイトには使えます。ただし、ブログ、予約、決済、本格的なSEOや細かなデザインが必要なら、別の作成サービスも比較した方がよいでしょう。
まとめ
Googleサイトは、サーバーを別に用意せず、Googleサービスと連携した小規模な情報サイトを作りたい人に向いています。共同編集や限定共有にも対応し、社内ポータルやプロジェクト案内にも使いやすいサービスです。
一方で、編集はパソコン前提で、ブログCMS、予約、決済、高度なSEO、細かなデザインには制限があります。最初に必要な機能と将来の拡張を整理し、Googleサイトの範囲で足りるかを判断してから作成を始めましょう。